「仕事ができない……。アスペルガーの適職は何ですか?」と、ときどき聞かれることがあります。
アスペルガー症候群の方は仕事の選び方で人生が大きく変わります。
自分に向いていない仕事を選ぶと、もう一生苦痛しかない人生なのではと思えるくらいにどん底まで落とされます。
しかし、自分に合った仕事に出会えると、発達障害を感じられないほど飛躍した人生を過ごせるんです。
楽しく生活できるかは、仕事選び次第なのです。
私も自分に向いている仕事に出会えてから、本当に毎日が充実しています。
そこで、仕事に悩むアスペルガー症候群の方に「適職」をご紹介します。
目次
アスペルガー症候群が仕事ができない理由とは
アスペルガー症候群は特質があるために苦手な仕事があります。
周りの人がして欲しいことを察知できない
言われたことしかできない
ひとつの作業に集中してしまう
臨機応変に対応できない
やるべき仕事をいくつも覚えられない
口頭で伝えられてもすぐに理解できない
マルチ作業ができない
このような苦手ポイントは仕事をする上であらゆる問題を引き起こします。
そして、常にトラブルを生み出してしまうので、周囲から信用を失い「仕事ができないダメな人間」だと批判を浴びるようになるのです。
ただ、これは自分が意図して起こしているトラブルではないため、回避することが困難です。
問題を起こさないように頑張れば頑張るほど泥沼にはまってしまう……という人も少なくないのではないでしょうか。
それならば、できない仕事を無理に頑張るのではなく、自分の適職を見つけて生き方を変えてみてください。
アスペルガー症候群は仕事ができないのではありません。
「極めて得意な分野」と「極めて苦手な分野」があるだけです。
逆に言えば、得意な分野を活かせれば、誰よりも「仕事ができる」人間になり大成功ができるのです。
アスペルガー症候群に向いている仕事とは
アスペルガー症候群の適職は、その特質を活かせる仕事です。
人間関係が複雑でない仕事
肉体的疲労が少ない仕事
論理的に順序良く進められる仕事
人間関係が複雑でない仕事
アスペルガー症候群に向いている仕事は「人間関係がシンプルな仕事」です。
人に必ず接するような接客業や営業職は適職とは言いにくいですよね。
人間関係が複雑でない仕事と言えば、自分の役割が明確に分担されているもの、ひとりで行う業務が多いものなどがおすすめです。
肉体的疲労が少ない仕事
また、アスペルガー症候群は体調不良に悩まされることが多いので、体を酷使する肉体労働系の仕事は避け、「身体への負担が少ない仕事」を選んだ方が安心です。
警備員や新聞配達などは人と関わらない仕事として、アスペルガー症候群の人の適職と言われていることもあります。
しかし、警備員や新聞配達などは立ちっぱなしの仕事であったり、勤務時間が朝早かったりと身体に負担を与えてしまうのであまりおすすめできません。
座ってできる仕事、朝が早くない仕事、自宅でもできる仕事などが理想です。
論理的に順序良く進められる仕事
アスペルガー症候群は次のような特性があります。
ひとつの業務に集中できる
パターン化が得意
ルールをきちんと守る
そのため、「論理的に順序良く進められる仕事」を選ぶと上手くいきます。
ルーチンワークや論理的に進める仕事は、集中力が必要になるので得意な人でなければ続けることができません。
しかし、アスペルガー症候群はこの特性を活かすことで、仕事で高い能力を発揮できます。
得意分野と仕事がマッチしたものが、アスペルガー症候群の適職なのです。
アスペルガー症候群の適職3選
大学の教授・研究員
自分が好む専門分野に集中できる「大学の教授や研究員」は、アスペルガー症候群の適職と言えます。
大学の教授は多くの人の前で講義をしますが、講義中は自分の専門科目について話をすることになるので特別なコミュニケーションは必要ありません。
自分の興味のある分野を突き詰められるという面で、教授や研究員はアスペルガー症候群におすすめの仕事です。
しかし、その反面、専門的な知識を突き詰めるとなると、短期間で仕事にすることはできません。
大学、大学院への進学が必要になるので、すぐに仕事を始めたい、資金がないという人には不向きです。
デザイナー・クリエイター
デザインや絵を描くことが好きなどクリエイティブな分野に長けている人は「デザイナーやクリエイター」が適職です。
クリエイティブな仕事は個人の感性が強みになります。
デザイナー、クリエイターとして成功できれば、好きなものに囲まれて仕事ができます。
ただ、成功するまでは他の職種に比べて給料が安かったり、成功する人は少数など気になるポイントもあります。
成功すると独立して自宅で仕事をすることもできるので、自由度の高いところは魅力的です。
プログラマー
「プログラマー」はアスペルガー症候群の適職としてよく耳にする仕事です。
実際、多くのアスペルガー症候群の人がプログラマーになっているのも適職と言われる理由です。
プログラマーの仕事は基本的に一本化なので、プログラミングのスキルを習得できればあとはほとんどパターン化できます。
自分の力で順序良く仕事ができる、人と関わることが少ないため働きやすい仕事です。
もちろん、全く誰とも関わらないことはありませんが、業務のやりとりがシンプルなので感情を持ち込むことがありません。
しかも、プログラマーを選ぶ人の多くは、人と関わることが苦手というタイプが多数なのでコミュニケーションがシンプルです。
プログラマーのデメリットはプログラミングの習得に勉強が必要になることです。
ただ、アスペルガー症候群は知識レベルが高く論理的思考を持つので、プログラミングは比較的習得しやすい分野です。
実は私もプログラマーですが、普段の基本的な業務は個人スタイルが多いので仕事中にストレスを感じることがほとんどないのが「私に合っている」と感じています。
私がプログラマーという仕事を選んだのは、人との関わりが少なく、女性があまりいない仕事だからです。
私は昔からゲームが大好きでプログラミングとは疎遠でした。大学も文系です。
それでもプログラマーを選んだ結果、自分の適職だとはっきり感じています。
プログラマーは人と関わりたくない人に向いている仕事です。
IT分野に興味がある人は間違いなく適職です!
「アスペルガー症候群の適職って何?」と探している方は、ぜひプログラマーに挑戦してみてください。

アスペルガー症候群の適職「プログラマー」のメリット
人との関わりが少ない
先ほどもお話した通り、プログラマーは人との関わりが少ない仕事です。
複雑な人間関係、対人関係、人とのコミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群にとっては適職の中の適職と言えます。
もし、仕事選びに失敗してプログラマー以外の他の仕事を選んだらどうなるでしょう。
例えば、あなたが「接客業」を選んだとします。
接客業はお客さまだけでなく職場仲間とのチームプレーが必要になるので、コミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群にとってはとても辛い仕事です。
そのため、たちまち
「人と話すのが怖い」
「仲間と意思の疎通ができない」
「お客さまを怒らせてしまった」
このようなトラブルを起こしてしまいます。
そう考えると、プログラマーは接客サービスがないので安心して仕事ができます。
客先で仕事をしたり、開発のミーティングなどでクライアントと話すことはありますが、基本的なやり取りは営業が行うのでプログラマーは大きな出番はありません。
人とのコミュニケーションよりもパソコンに向かっている時間が8割~9割を占めます。
未経験でも短期間で仕事にできる
プログラマーは専門職ですが、比較的短期間でスキルを習得できます。
専門職のスキルと聞くと難しそうなイメージがありますが、プログラミング未経験でも効率よく勉強すると2カ月~3カ月くらいの短期間でスキルの習得が可能です。
特にアスペルガー症候群の人は数学的・論理的な思考の「プログラマー脳」を持っているので、基礎さえ掴めばメキメキ上達するはずです。
また、プログラミングはパターンが決まっているので、ひとつの言語でシステムが組めるようになると他の言語にも応用できます。
そのため、企業の業務ソフトの開発やWebサイトの作成、スマホアプリの開発、ゲームの開発など、興味のある仕事に就きやすいのもメリットです。
収入が安定している
同じ仕事をするなら収入が多い方が良いですよね!
専門職であるプログラマーは平均年収300万円~500万円と収入が安定しています。
給料は大手になるほど高いですが、中小企業でも最低年収300万円と20代の若い人でも給料は高めです。
プログラマーはフリーランスになると年収1000万円を目指すことができるほど夢のある仕事です。
高収入で嬉しいのはもちろんですが、フリーランスになると自宅で働けるのが魅力的です。
アスペルガー症候群が目指す仕事のゴール地点は、人とできるだけ関わらない在宅ワークではないでしょうか。
自宅で働きたい方は、プログラマーになって家で仕事をするという方法を選んでみてください。
アスペルガー症候群の適職「プログラマー」のデメリット
残業が多い
アスペルガー症候群の適職であるプログラマーですが、デメリットは残業が多いことです。
といっても、常に残業ばかりではなく、開発スケジュールに遅れが見られるときに残業の必要が出てしまいます。
プログラマーは基本的に納期を目指して仕事をするので、業務が遅れてしまうとその分仕事時間を伸ばして遅れを取り戻さないといけません。
スケジュール通りに仕事が進んだり、早く終わるとのんびりできるときもあります。
SEになると仕事が難しくなる
プログラマーからSE(システムエンジニア)になると、顧客や営業と打ち合わせをしなければならないため仕事内容が難しくなります。
プログラマーはシステム開発・テストがメインですが、システムエンジニアになると設計業務が加わります。
システムの設計はクライアントや営業と意思の疎通が必要になるので、アスペルガー症候群の苦手分野となってしまいます。
対人関係の少ないプログラマーは適職ですが、SEになると難しいので注意してくださいね。
アスペルガー症候群の適職「プログラマー」になる方法
プログラマーは未経験では就職できない
未経験からプログラマーになりたいときは、先にプログラミングの実践スキルを身につけましょう。
プログラマーへの就職は未経験者を採用しない企業が多いのです。
基本的にスキルがなければ求人に応募することもできない場合がほとんどなので、就活をはじめても応募できる企業がない!と焦ってしまいます。
なので、まずは応募資格を習得するために、実践スキルを身につけます。
プログラミングの実践スキルを習得する
プログラミングを習得したいと思っても、未経験者の場合はどこから手をつけていいかわかりませんよね。
そこでおすすめなのが「プログラミングオンライン講座」です。
オンライン講座はインターネット環境とパソコンがあれば、どこからでも講座の受講ができます。
わざわざ学校に通う必要がないので手軽で便利だと、学生から社会人まで多くの方が活用されています。
実際に足を運んで学校で受ける講座よりも、オンラインの方が受講料も安いのでおすすめです。
プログラミングスキル習得におすすめのオンライン講座
アスペルガー症候群の人におすすめのプログラミングオンライン講座は、「TechAcademy(テックアカデミー)」です。
【 TechAcademyの価格と主な概要 】
受講タイプ | オンライン講座(週に1~2回のマンツーマンメンタリング) |
無料体験 | あり |
期 間 | 4週間~16週間 |
料 金 | 学生 59,000円~ / 社会人 79,000円~ |
支払方法 | 銀行振込、コンビニ決済、カード決済(24回払いまで対応可) |
おすすめのコース |
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特 徴 |
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TechAcademyなら講座内容が充実しているので、プログラミング未経験でも基礎から開発スキルまでをしっかり身につけられます。
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などのお得なプランもあります!
プログラマーは将来性のある人ほど会社から重宝されて就職率が高まります。
特に、20代~30代の就職・転職者にはおすすめです。
オンライン講座なら勉強も始めやすいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
アスペルガー症候群で仕事に悩んだら!適職「プログラマー」に挑戦しよう
アスペルガー症候群が人間関係で悩まないためには、対人関係のシンプルな職業がおすすめです!
その中でも適職と呼べるのは人との関わりが少ない「プログラマー」という仕事。
アスペルガー症候群にとってプログラマーの仕事は、人間関係のトラブルが少なくストレスを感じません。
さらに、もうひとつ嬉しい魅力は、プログラマーは専門スキルを活かす仕事なので高収入を狙いやすいところ。
「アスペルガー症候群でも稼ぎたい」
「毎月かつかつの生活から抜け出したい」
給料が少なくて困っている人にもプログラマーの仕事は人気です。
技術職は
スキルに応じて基本給が上がりやすい
残業代がきちんと出る
と高収入につながるポイントがたくさん。
私も稼ぎやすさの面でも「プログラマー」が一番だと感じたので、今では仕事をするならプログラマー以外は考えられません。
アスペルガー症候群は適職に就くと仕事ができない、職場に居場所がないと悩む必要がなくなります。
人間関係のストレスなくガッツリ稼ぎたいという人は、ぜひプログラマーを目指してみてください。
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